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エゾウコギには様々な効果が期待されていますが、北海道医療大学名誉教授 薬学博士 西部三省氏によると、
糖尿病への効果も期待できるとの報告がなされています。
エゾウコギには、リグナン配糖体が含まれていますが、その主成分であるシリンガレジノール・ジグルコサイド(エレウテロサイドE)から生成するシリンガレジノールは、腸内細菌による代謝を受けてエンテロジオールやエンテロラクトンに変わります。
同様にリグナン配糖体のピノレジノール・ジグルコサイドも人の腸内細菌により簡単に糖がはずれ、生成したピノレジノール(PIN)はラジシレジノール、セコイソラリシジノール、マタイレジノール、エンテロラクトンなど植物性エストロゲンに代謝されます。
植物性エストロゲンは乳ガンなどの予防効果が有名ですが、それのみならず生活習慣病の予防にも効果があるとされていて、最近その生理活性が注目されている化合物です。
ラットを使用しての植物性エストロゲンであるセコイソラリシジノールでの
糖尿病の発生率にたいする実験では、セコイソラリシジノールを摂取させたグループではそうでないグループに対して
糖尿病の発症を75%抑えた結果を得たとしています。また、同グループでは血液中の活性酸素の発生も抑えられていて、
糖尿病は酸化ストレスによって起こることで、セコイソラリシジノールは
糖尿病発症を抑える効果のあることを示したことになります。
別の報告ではセコイソラリシジノールが人のⅠ型
糖尿病(インスリン依存性糖尿病)のモデル動物であるBBdpラットおよびⅡ型糖尿病のモデル動物であるZDFラットのいずれに対しても糖尿病の進行を抑える効果のある報告がなされています。
したがって、
エゾウコギは、糖尿病の予防などへの効果が期待でき、それは、腸内細菌による代謝で
エゾウコギのリグナン配糖体から生成する一連の抗酸化作用の高い植物性エストロゲンが関与しているものと考えられるとしています。今のところ、動物実験でのレベルであり、更なる成果を今後の研究に期待したいところです。
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